ステレオビデオカメラを用いた交通量算出システムに関する研究開発(ITS,<特集>情報処理技術のフロンティア)

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
道路交通センサスは,全国の道路と道路交通の実態を把握する調査であり,平日および休日における歩行者,自転車,自動車の交通量を1時間ごとに調査する一般交通量調査や,駐車調査などがある.そのため,道路交通センサスを実施すると,地域環境や地域交通の現状を把握・分析することで,将来の交通量を予測できる.近年,情報技術の発達にともない,調査員の目視によって計測されていた交通量をデジタルビデオカメラで撮影した映像から流動情報を自動的に計測する研究が幅広く行われつつある.しかし,既研究では,混雑時において正確に人数を計測するには,膨大な演算量が必要であるため,汎用的で高精度な人物検知手法の確立が切望されている.そこで,本研究では,ヒストグラムから抽出した粗い動体領域の対応点を算出し,動体領域の三次元座標を計測する.そして,動体領域の三次元情報をもとにクラスタ分析を用いて人物分離を行い,動体領域のラップ率から人物の流動を計測するシステムを開発した.
2006-06-15

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク