化学物質により誘起された染色分体切断のノンランダム分布の一要因
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概要
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ヌマムラサキツユクサとソラマメの根端をDNA合成を阻害することが知られているマイトマイシンCで処理して,化学物質により誘起される染色分体切断の分布がノンランダムになる要因の1つを検討した。誘起された染色分体切断の分布は処理後の回復時間とともに変った。その変化のパターンは他の研究者達によって行なわれた実験における染色体DNAの後期複製の動態と密接に関係していた。この現象はマイトマイシンCが染色体の非同調的複製を阻害するためであると解釈できる。このように,化学物質誘起の切断分布が回復時間とともに変るということは,いろいろな放射線類似物質の間に存在するといわれてきた切断分布パターンの違いのいく分かを説明できることを示唆している。
- 千葉大学の論文
- 1989-02-26
千葉大学 | 論文
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