<したたる光> : 三木露風の場合
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筆者は、同じ表題で、すでに二つの論文を公にしているが、「ある詩語の水脈」「北原白秋の場合」という副題をそれぞれに付して、区別してある。三編目の今回は、「三木露風の場合」である。室生犀星の「したたり止まぬ日のひかり/うつうつまはる水ぐるま」(「寂しき春」) という表現に集約的に完成されるところの、水をではなく光りを、したたるものとして捉えるという、特異な発想の出没の跡を追跡する試みの一部である。
- 千葉大学の論文
- 1998-02-28
著者
関連論文
- : 萩原朔太郎と室生犀星の場合
- : 山村暮鳥の場合
- したたる光 : 川路柳虹の場合
- : 蒲田泣菫と蒲原有明の場合
- 漱石と光太郎 : 第六回文展評をめぐる綾
- : 三木露風の場合
- : 北原白秋の場合
- 「僧伽羅国縁起」と「羅刹女国」 : 井上靖の説話風作品
- 「プルムウラ」論