不妊に対する看護学生の意識調査
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年の生殖補助医療の急速な進歩、普及により不妊治療を受ける女性が増えている。本学の母性看護実習でも不妊治療後の妊産褥婦とかかわることが増えているが、不妊に対する関心や対象理解には個人差がみられた。そこでその現状を明らかにするため看護短期大学3年課程3年次女子学生48名を対象に、不妊女性に対する理解や不妊治療への関心や受け止め方、実習による影響を検討した。その結果、不妊女性の心理や不妊治療について関心が高いことがわかった。しかし、その理解には個人差が大きく、断片的かつ表面的なものにとどまっている現状がうかがえた。また実習を通してそれらの考え方に変化がみられた。今後さらに生殖補助医療の進歩により生殖のあり方は多様化することが予想され、不妊治療がもたらす影響を広くとらえ、倫理的側面においても考えを深めることのできる機会や場を学生に提供する必要がある。
- 神戸市看護大学短期大学部の論文
- 2005-03-01
著者
関連論文
- 神戸市看護大学短期大学部卒業生の動向(II) : 第2報 看護職としての成長
- 神戸市看護大学短期大学部卒業生の動向(II) : 第1報 卒業生の現状
- 児童虐待に対する看護職の認識と支援の現状
- 不妊に対する看護学生の意識調査