学校教育における自然教育園の利用 : 総合的な学習の時間の実施による変化
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概要
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総合的な学習の時間の実施による小学校・中学校・高等学校の自然教育園の利用の変化を調査するため,平成12〜15年度の優先入園記録を分析した。4年間の優先入園件数に変化は見られなかった。いずれの年も4〜6月の春季と10,11月の秋季に利用が集中していた。総合学習およびその一環としての修学旅行での利用は年々増加していた。これらの利用では,質問の回答を求める場合が多いが,その中には事前学習が不十分な安易なものもあった。修学旅行での利用では半数以上が事前学習をしていなかった。自然教育園の自然や専門家である研究官を有効に利用し,総合学習の目的を達成するためには,学校の取り組みの改善とともに,自然教育園からの情報発信が有効と考えられた。
- 2004-03-25
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