1970年代から80年代初めのアメリカのコミュニティーガーデン運動
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概要
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コミュニティーガーデン運動は,オープンスペースを自らの手で作り出すことを通じて,70年代の都市の荒廃に対処しようとする市民運動である。70年代から80年代にかけての運動を通じて,コミュニティーガーデンは合法化され,オープンスペースの一形態として社会的に認知される。その背景には,市民が行動を起こさざるをえないほど進んだ都市の荒廃,不動産不況による空き地の存在,草の根市民運動の盛況,伝統的オープンスペース計画の失敗,連邦レベル,自治体レベルでの住民参加を促す政策の存在が考えられる。組織化やネットワーキングによる住民の組織力を背景として問題解決や社会的認知の獲得がなされたのが,この時期の運動の特徴だと考えられる。
- 千葉大学の論文
- 1996-03-29
著者
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