ナツヅタの初期成長に関する研究 : 壁面緑化において
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
千葉大学園芸学部の実験圃場において,ナツヅタの初期成長量に対する根圏土量・日照条件・植栽間隔の3つの環境因子の影響を知るために,植栽実験を行った.3つの因子はそれぞれ2つの水準,すなわち根圏土量は直植えとプランター植えを,日照条件は板塀の南側と北側を,植栽間隔は列植えと巣植えを設け,さらに反復数を3とした.実験によって次の結果を得た.すなわち,ナツヅタの成長量に対して,(1)根圏土量は非常に大きな影響因子である.(2)日照条件では,塀の北面がより有利であるが,季節によって差が見られる.(3)植栽間隔は最も小さい影響因子である.
- 千葉大学の論文
- 1986-10-30
著者
関連論文
- ナツヅタの壁面付着に関する研究
- 緑化樹の耐塩性に関する研究 : 葉内浸入塩素量を指標として
- 屋上緑化による夏期の建築物および都市の熱負荷の軽減効果の実証的研究
- 立地適性の異なる4樹種の水分生理, 光合成, 成長に対する湛水処理の影響
- 45.移植方法の違いが樹木の成長・水分生理に及ぼす影響に関する研究(第25回日本緑化工学会研究発表会)
- 水分条件適性の異なる樹木4種の湛水ストレスに対する生理的反応
- ナツヅタの初期成長に関する研究 : 壁面緑化において
- 浜離宮及び小石川後楽園における水景の構成手法に関する研究(昭和62年度日本造園学会研究発表論文集(5))
- オオイタビの付着に関する基礎的研究
- 種々の粗さの壁面に対するナツヅタ付着盤の付着
- 壁面緑化用つる植物の登はんと下垂における生育特性に関する基礎的研究(平成2年度日本造園学会研究発表論文集(8))
- 主要な壁面登はん性つる植物の初期生長に関する研究(昭和62年度日本造園学会研究発表論文集(5))
- ナツヅタの壁面付着に関する数種の条件について(昭和63年度日本造園学会研究発表論文集(6))
- 団地造園をかえりみて(昭和34年度春季大会研究発表要旨)
- パンチカードによる造園適樹の抽出 : 造園計画過程簡易化の一試案(昭和33年度秋季大会研究発表要旨)
- 臨海埋立地における緑化樹の潮風害の季節的変化
- 緑化樹の潮風害における風衝と付着塩分に関する風洞実験
- 台風8218号による緑化樹の潮風害
- 臨海埋立地に植栽されたクロマツとヤマモモに対する潮風の影響(昭和59年度日本造園学会研究発表論文集2)
- つる植物による住環境の緑化 : 擁壁における試験植栽
- つる植物の造園的利用に関する研究