オオムギ幼植物における亜硝酸還元酵素について
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概要
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オオムギ幼植物の亜硝酸還元酵素は光によって顕著な活性の増大を示した.また暗所で硝酸濃度を7.5mMから15mMに上げても根部亜硝酸還元酵素活性の増大は示されなかった.根部亜硝酸還元酵素の活性測定条件の検討の結果,測定時における緩衝液(pH7.5)の種類としてはリン酸緩衝液がすぐれていることが明らかになった.また当酵素の亜硝酸イオンに対するミカエリス定数は5.48×10^<-4>Mであった.根部亜硝酸還元酵素は緑葉部のそれより,かなり不安定であった.本研究を行なうにあたりオオムギ種子を御恵与下された千葉県農業試験場畑作研究室長三輪晋氏に感謝する.又植物の培養に当たって適切なる御助言をいただいた当研究室の広保正教授に心より感謝致します.
- 千葉大学の論文
- 1975-03-15
著者
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