血尿に対する泌尿器科的側面からのアプローチ
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概要
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血尿については,定義を理解し,必ず沈渣による判定を行い,他の赤色変化を伴う疾患などとの鑑別を適確に行う。その上で蛋白尿,赤血球円柱,総腎機能障害,変形赤血球などから内科的血尿と外科的血尿を区別する。非糸球体性外科的血尿には泌尿器科的アプローチが必要になる。大きくは肉眼的血尿と顕微鏡的血尿に分けられるが,病歴を詳細に検討し,出血部位や原因疾患を推定する。その上でスクリーニング検査として尿細胞診,腎膀胱部単純撮影,経静脈性腎盂造影,超音波検査,膀胱鏡検査,CTの意義を理解して,これらを組み合わせて施行する。またfollow upについては,EBM(evidence based medicine)に基づいた,コンセンサスの得られたものは確立されていないが,米国泌尿器科学会(AUA)が示したガイドラインでは無症候性顕微鏡的血尿でも3年間の期間は必要である。
- 日本保険医学会の論文
- 2003-09-17
著者
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