生命保険面接士の面接状況と死亡及び入院の発生状況について
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概要
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昭和55〜60年度における当社生命保険面接士の個人別面接状況と,昭和58〜60観察年度における個人別経験発生率(全死亡,疾病死亡,災害入院,各々指数)を比較検討した。選択情報発現率は大きくバラついており,面接士固有の特性による処が大と考えられたが,選択情報発現率と経験死亡率との相関関係は存在しなかった。経験死亡率と強く相関している面接状況の要素は発見できず,また,多重回帰分析にても今回調査の変数の組合せにては,経験死亡率の高々25%を説明するにとどまった。そのような事から,表面的数値のみによる指導ではなく,よりキメ細かいスーパー・ビジョン及び一層の教育が,生命保険面接士に対し望まれる次第である。
- 日本保険医学会の論文
- 1989-12-15
著者
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