ペルーおよびメキシコ産のラン数種における染色体研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
筆者らは,東京大学ペルーアンデスおよびメキシコ,チアパス第2次学術調査において採集された野生ランのうち,11属14種(5亜連)の染色体数および核型を観察した(Table 1, Figs. 1〜14)。Pleurothallis matudiana (2n=72)は4倍体であり,本報で観察したPleurothallis属やStelis属の他種よりもむしろMasdevallia civilis (2n=36)に類縁がある。EpidendrinaeのNeolehmannia difformis (2n=40)は核形態学的にはEpidendrinaeのEpidendrum (2n=40)の2種やEncyclia fragrans (2n=40)よりもPleurothallidinaeのPleurothallis obovata (2n=44)やStelis argentata (2n=30)に類似している。
- 国立科学博物館の論文
著者
関連論文
- ワカサハマギクとその近縁アブラギク及びリュウノウギクのrDNAプローブpTa71を用いた蛍光インシチュ・ハイブリタイゼーション法による染色体比較
- 日本及び中国産シマカンギクの染色体CMA/DAPI蛍光分染パターンの比較
- 六倍体ノジギクとウラゲノギクの染色体CMA/DAPI蛍光分染パターンの比較
- 日本産キク属の種 : 細胞学および細胞遺伝学からみたその実体
- 中国遼寧省産古代ハスの核型
- 中国四川省産の大果紅杉Larix potaninii var. mocrocarpaの染色体におけるrDNAの位置と蛍光分染
- トキソウ(2n=20)とヤマトキソウ(2n=18)間人為雑種の体細胞中期染色体について
- ペルーおよびメキシコ産のラン数種における染色体研究
- 有珠火山地帯に生じたアキタブキ矮性株の核型
- 豊富な植物相の片りんを見た (雲南・植物の旅)
- 南西諸島産カンアオイ類の染色体
- 組織培養苗条原基によるホウレンソウの大量クロ-ン増殖〔英文〕
- 圧縮空気圧式パ-ティクルガンによるハプロパップス苗条原基におけるGUS遺伝子の一過的発現〔英文〕
- ON THE DIFFERENCE OF THE CELL VOLUME BETWEEN NATURAL POLYPLOIDS AND ARTIFICIAL POLYPLOIDS