C-reactive proteinの微量定量とその病態変動に関する研究 : 第1報 定量法と正常値について
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概要
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CRPは炎症のパラメーターとして広く用いられており,その測定法としては従来より毛細管内の沈降法や一元免疫拡散法が用いられている。これらはいずれも半定量法であり,また測定原理より判定までに時間を要する欠点がある。今回,血中CRPの微量定量の臨床的意義を明らかにするために, ラテックスを担体としたLPIA法について検討し た。本法は5μg/dl前後までの測定感度を持ち再現性にも優れ,しかも血清の不活化処理を必要とせず,迅速かつ簡便に測定しうる利点を持つことが示された。正常成熟新生児の出生後の経時的なCRP値について検討すると, 生後急激に増加し, 日齢2でピークを示し,その後低下する変動が認められた。なお,成人健康着でもCRPは血中に微量に存在し,そのP_<90>は300μg/dlであった。
- 北里大学の論文
- 1986-12-31
著者
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