在宅酸素療法療養者における在宅支援サービス利用の現状と課題
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概要
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在宅酸素療法療養者のサービス利用状況と継続支援課題を検討することを目的として、N県内2病院の内科外来に通院しているCOPDでHOT療養している37名に、身体状況、生活状況、家族状況、SGRQ、サービス利用状況を調査した。対象者の平均年齢は76.7歳で、介護保険の要介護認定者は35.1%、サービス利用者は29.7%であった。身体障害者手帳は全員が所持し、サービス利用は81.1%であった。Hugh-Jones分類別の重症度が増すほどHOT期間が長くなり、SGRQのactivity、impact、総QOLは低くなる傾向が見られた。結論として身体障害者サービス利用に比べて介護保険利用率は低く、療養者の知識が乏しい、ニーズに対応するサービスがなく関心が薄いことが考えられた。重症度が高い、HOT期間が長い方への精神心理面への支援、利用できるサービスを総括した利用への考慮、外来通院しているHOT療養者の社会資源活用のための支援が必要である。
- 2004-03-31
著者
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