ハンディーターミナルを活用した評価記録システム
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概要
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小中学校等の学校現場においては,指導の参考にするために,課題の遂行状況や授業への取り組みなどを机間指導しながら評価している.その記録であるが,ほとんどの教師が,筆記用具を用い名簿等に記入し,授業終了後に処理のために再びコンピュータに入力し直している.この手順は効率的とは言えない.小中学校にも絶対評価が導入され,多様な評価資料から総括・評定することや,評価結果を指導にフィードバックする「指導と評価の一体化」が求められている.限られた時間で多様な評価資料を得るためには,評価の記録方法に工夫や改善が必要となる.筆者はこの点に注目し,バーコードを入力手段として用い,評点を授業中,直接コンピュータに記録する効率的な方法を考案した.今般,この方法をベースに,情報端末の1つである『ハンディーターミナル』を活用し,時間や場所にとらわれない評価記録及び今までの履歴を活用した指導を可能にする評価記録システムを開発したので報告する.これにより,記録(入力)の効率化のみならず,評価の履歴を指導に生かすことも可能になった.
- 日本教育工学会の論文
- 2006-03-20
著者
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