超高層ビルは地震に対して安全か?(2)
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概要
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前回の論文では,超高層ビルの最も単純化したモデルとして,1本の弾性棒を考え,これに,曲げ変形,剪断変形,重力の3つの効果を取り入れて,横方向の振動解析を行った.その際,地震波として,単一振動数のモデル的なもの,および,阪神大震災における実際の地震波を使用し,半解析的な計算を行った.そこでは,高層建築物は,高くなるほど固有の振動数が下がるので,主要動が1 Hz〜3Hzの地震波に対しては共鳴しずらくなるということが,この解析から導かれた結論である.しかし,一方で,建築物は高くなるほど,重力による座屈現象を起こし易くなることも事実である.この座屈には,曲げによるものと,剪断によるものとの2種類のタイプがある.これに,地震振動が加わるとどうなるかということが,今回のテーマである.
- 2004-02-20
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