社会サービスの共通基盤システムの指針を考える
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
PiTaPaが本格的に動き始めた.PiTaPaは関西の鉄道やバス,新交通システムで共通に使える公共交通乗車ICカードのサービスである.同じICカードを使ってJR西日本との相互利用も始まり,関西での公共交通利用はICカードが常識になりつつある.PiTaPaという同じシステムを使ったサービスでも,加盟社局の乗車料金割引などのサービスは様々で,周辺ビジネスや付加サービスも加盟社局毎にアプローチも異なる.利用者に対する普及策,バックヤードでの情報処理,組織とその運営などのバリエーションにより様々な展開の可能性があり事業者側の自由度は高い.その反面複雑なサービス内容のため利用者に混乱を招く可能性もある.本稿ではこの鉄道利用ICカードを例として,社会サービスの共通基盤システムを考えるための要素を洗い出し,議論の材料としたい.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2006-03-18
著者
関連論文
- 交通ICカードによる公共交通利用促進と中心市街地活性化の試み
- 社会サービスの共通基盤システムの指針を考える
- 4-215 組み込みシステムの設計試作実習授業の構築((5)工学教育の個性化・活性化-IV)
- 歩行空間ネットワークデータモデル : その整備支援システムと応用例(センサ・ユビキタスネットワーク,アーバンセンシングによる情報創出とその応用,及び一般)