交通ICカードによる公共交通利用促進と中心市街地活性化の試み
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概要
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経済のグローバル化により地域産業の衰退が進み、また、モータリゼーションの進展と急速な少子高齢化による生産年齢人口の減少などにより、公共交通の利用者数は減少傾向にある。特に関西圏でのその傾向は顕著である。地域都市再生の先駆的な試みとして、神戸地域の複数の交通事業者と神戸市が協力して交通コミュニティカードKOBE PiTaPaを発行し、公共交通利用促進と中心市街地活性化を図るための活動を展開している。KOBE PiTaPaは公共交通利用のための共通プラットフォームであるPiTaPaとクレジット機能をベースに、拡張メモリエリアを付加することによって、自治体のサービス、地域のコミュニティや経済活動を支援するプラットフォームとなる多機能ICカードである。本稿では本事例を紹介し、これからの発展の方向性について述べる。
- 2006-03-18
著者
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西田 純二
(株)社会システム総合研究所
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西田 純二
株式会社社会システム総合研究所
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上善 恒雄
大阪電気通信大学 社会システム総合研究所
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坂本 國博
(株)社会システム総合研究所
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山取 寛
(株)社会システム総合研究所
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上善 恒雄
(株)社会システム総合研究所
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坂本 國博
(株)社会システム総合研究所:トヨタファイナンス(株)
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