女子学生の食生活に関する調査について
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概要
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栄養士養成施設の短大生60名に食生活状況調査を行った。この調査の目的は、効果的な栄養教育を行うために、この施設において、今後どのような視点を持ち、どのようなことが必要になるかを探る点にある。その為、調査票は既成のもの (THP食生活調査票) を用いた。この調査票は主に「働く成人男性」に合わせたものであった為に、様々な不都合な点も出現したが、この施設における学生の特質の方向性というものは、ある程度把握できたのではないかと考える。総体として、学生たちは、養成施設ということもあってか、健康志向の優等生的な回答が多いように思えた。回答によっては、知識と行動の乖離現象と思われるような部分を感じた。また、広く浅く聞く方式の設問であった為に、望んでいる方式の正確な回答が得られないことや、背景がよく解らないような内容が出現した。集計結果は、対象数が少ないということもあり、必ずしもこの施設の特質を現すということにはならないが、今後に向けての予備調査としては、ある程度の働きがあったものと考える。これらの結果を「効果的な栄養教育」の模索の為の指標として、今後に向けて役立てて行きたい。
- 淑徳短期大学の論文
- 2004-03-15
著者
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