ABM・ABCにおける管理目的観
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概要
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ABMおよびABCという管理手法は, 数多くの組織体に導入され, 周知のものとなった感がある。しかし, そのすべてがABMとABCの異同を明らかにした上で導入されているとは言い難い。現況は, 未必ではなく善良なる過失の例が多いようである。今, 再びABMおよびABCの本質を捉える必要があるのではないだろうか。本稿では, ABMとABCの本質を捉えるために, 双方の管理目的観を整理・検討する。始めに, ABCの論理思考を検討し, 次にABMにおける目的観そして管理特性を概観する。そして, 最後にABMの価値創造について考察する。なかでは, 双方の異同を明らかにすることに注視している。議論の過程において, ABMとABCの活動に対する認識の違いは, 管理手法としての適用範囲の相違に直結し, また潜在的能力の高低までをも左右することが明らかになる。
- 九州産業大学の論文
- 2004-03-18
著者
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