多剤併用化学療法により維持管理可能であった未分化型骨髄芽球性白血病(M1)の猫の1例(内科学)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2歳, 雄の雑種猫が元気および食欲低下を主訴に来院した.血液検査では, 軽度の非再生性貧血, 血小板減少症, および多数の芽球出現を伴う白血球増加が認められた.骨髄検査では, 同様の芽球の増加を認めた.これらの細胞はペルオキシダーゼ染色陽性であり, FAB分類にしたがい未分化型骨髄芽球性白血病(M1)と診断した.シクロホスファミド, ビンクリスチン, プレドニゾロン, およびシタラビンを用いた多剤併用化学療法を開始した.症例は部分的にではあったが反応し, 合計7回の輸血を受けた.症例は初診時から14週後に死亡した.
- 社団法人日本獣医学会の論文
- 2006-01-25
著者
関連論文
- 糖尿病性ケトアシドーシスの治療後に重度の溶血性貧血がみられた猫の2例
- 脳脊髄液検査法
- 腫瘤病変を伴った犬の好酸球性膀胱炎の4例
- 犬の原発性マクログロブリン血症の1例
- 猫白血病ウイルス感染猫にみられる貧血の臨床的特徴
- 猫白血病ウイルス感染症の病態に関する研究
- 慢性骨髄単球性白血病の猫の1例(短報)
- 猫白血病ウイルス感染猫にみられた骨髄壊死(短報)
- 猫の骨髄異形成症候群にみられた血液学的異常所見
- 血球貪食症候群を伴った犬の大型未分化細胞性リンパ腫の2例
- 突発性後天性網膜変性の犬の1例
- 猫の表在性クリプトコッカス症におけるketoconazole, flucytosine内服薬とketoconazole外用薬の併用について
- Goin' where the wind blows : 地域獣医療はどこへ行く
- 線維軟骨塞栓症を疑った猫の脊髄梗塞の1例
- 真性赤血球増加症の犬の1例
- 犬、猫の血液疾患における乳酸脱水素酵素(LDH)アイソザイム
- 肺転移が認められた眼球内黒色腫の犬の1例
- 猫の眼球内に発生したリンパ腫の1例
- 犬の前立腺癌の1例
- 猫の急性巨核芽球性白血病の1例
- ネコインターフェロンによるイヌパルボウイルス感染症に対する治療効果
- 犬・猫の皮膚病治療補助剤「SK-1」の臨床成績
- 赤血球増加症を併発した腎臓リンパ腫の犬の1例
- 腹腔内臓器に多発性病変を形成した髄外性形質細胞腫の犬の1例
- 骨髄壊死症が認められた犬の1例
- 犬の本態性血小板血症の一例(内科学)
- 甲状腺機能低下症に併発した後天性重症筋無力症の犬の1例
- 犬の形質細胞性白血病の1例
- 猫白血病ウイルス陽性の赤芽球癆の2例
- 多剤併用化学療法により維持管理可能であった未分化型骨髄芽球性白血病(M1)の猫の1例(内科学)
- 高カルシウム血症と赤芽球癆を併発した猫のIgA型多発性骨髄腫の1例
- 犬と猫の造血器腫瘍
- 血小板異常による止血障害 (特集 出血傾向がみられたら--確実な診断と治療に向けて)
- ココが決め手! 画像診断から治療まで(第2回)犬と猫の開口障害
- 血球貪食性組織球肉腫の犬の1例
- ココが決め手! 画像診断から治療まで(第12回)胃癌の診断と治療
- ココが決め手! 画像診断から治療まで(第18回)犬の小腸の腫瘍を見つける!治す!
- 縦隔型リンパ腫の猫10例
- 肝皮症候群の犬の2例
- 副腎腫瘍による腹腔内出血がみられた犬の1例
- 血球貪食性組織球肉腫の犬の1例