日本人パートナーが参加した「応用会話B」クラス : 2000年10月から2001年2月までの実践報告
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
日本人パートナーが参加する「応用会話」Bクラスは中級レベルの留学生のために2000年後期に設置された会話クラスである。このクラスは,留学生にとっては日本人と自然な会話を行い,十分なインプットを浴び,アウトプットを産出する場であり,意味交渉を通して日本語を習得できる機会ともなる。また,留学生と日本人パートナーが様々なトピックで話し合うことによって,お互いを知り,お互いの考え方や文化を学び合う相互交流の場としても機能している。教室活動は概ね,(1)ペア,または,小グループによるトピック,及び,実例の内容・意味確認,(2)ペア,または,小グループによるインタビュー,ディスカッション,または,ロールプレイ,(3)クラスでの最終発表,という形で進行した。本稿はこの「応用会話」Bクラスでの実践を報告するものである。
著者
関連論文
- インフォーマルな会話の文末表現に表れる女性語・男性語をめぐる作家の個性 : 吉本ばなな『アムリタ』と村上春樹『ノルウェイの森』
- 初級レベルにおける統合型言語教育に関する一考察 : Peer feedbackを取り入れた発表プロジェクト
- 日本人会話パートナーを導入した「応用会話」クラスの試み
- 日本人パートナーが参加した「応用会話B」クラス : 2000年10月から2001年2月までの実践報告
- 作文クラスのPeer Feedbackの可能性 : 初級半ばの日本語学習者を対象とした試み