学習者が自己修正時に用いるコミュニケーション・ストラテジーとは
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概要
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学習者が発話上の誤りについて修正を強いられ,相手が理解できるようにアウトプットし直すことは,言語習得を促進するとされている。本稿の目的は,修正を強いられた際,学習者がどのようなコミュニケーション・ストラテジーを用いて自己修正を行なっているのか,その種類を特定し,自己修正を成功させるストラテジーを明らかにすることである。そこで,自己修正時のコミュニケーション・ストラテジーの種類・量と個人差との関係,また,言語レベルとの関係,学習者の使用するストラテジーと修正の成否との関連性の3つの視点から分析,考察を行なった。その結果,学習者が自己修正時に用いたコミュニケーション・ストラテジーは6種類見られ,その他に2種類の応答行為が見られた。また,個人差,レベルに関してもある特徴が見られ,更に自己修正を成功させやすいストラテジーも明らかになった。
- 岐阜大学の論文
著者
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