機器による発話の評価システム(MASLE)
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概要
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本論文は,第2言語による発話の収集と評価のシステムを提案するものである。まず,収集は,刺激を与えて反応を録音するというシステムで行われる。この収集システム自体は言語に依存せず,どの言語にも対応可能である。そして評価システムは,評定者による評価,コンピュータの発話認識装置による評価,もしくはその両者の組み合わせによって行われる。ただし,コンピュータによる評価システムは,頑健性のある発話認識アルゴリズムが利用可能な言語に限られる。また,機器による評価システムには,発話言語をテストする際に,3つの問題がある。発話データの収集および保存手順維持の困難,発話データの分析にかかる膨大な時間,発話言語の評定者として訓練を受けた教師の少なさである。本稿は,面接法からコンピュータによる発話認識法までの現存する発話評価の手法を概観し,機器による発話の評価システム(MASLE)の詳細及び応用可能性について議論する。
- 2004-03-31
著者
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