来るべき独立法人化へ向けて : 中華人民共和国における大学法人化の実態
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概要
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2004年度からの独立法人化を目前にして高専も戸惑いを隠せないが,参考として,すでに教育機関の独立採算制が実施されて久しい隣国中国の大学経営の状況を紹介したい.かの国の大学では,校弁企業等の独立採算制実施以前には不可能だった各種方策により大学の収益性が増し,研究費等も潤沢になったという.それは理科系の学部に限らず,文化系の大学でも同様である.たとえば筆者が滞在した上海外語大学でも,出版,ホテル経営,留学生の受け入れ,社会人クラスの設置等に力を入れ,大学の収入は大きく増加,そしてそれは直接,大学の運営費,研究費,教職員の給与の増加に結びついている.我々も来たるべき独立法人化を後ろ向きに捉えるのではなく,学校自身の裁量による学校経営のチャンスが訪れたと考え積極的に取り組むべきである.
- 2004-02-27
著者
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