障害児通園施設の在り方に関する研究(1) : 通園施設の役割と課題の検討
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概要
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障害児通園施設は、今新しい時代を迎えようとしている。通園施設は、1970年代に障害乳幼児のための専門施設として全国的に設置され、概ね30年が経過した。その間、乳幼児の健康診査体制が充実し、障害児の早期発見が著しく進んだ。それとともに早期発見に対応する早期療育の充実や障害児とその保護者が地域で安心して療育をうけられる地域療育システムの確立や地域療育ネットワークも求められてきた。いま、障害児通園施設の全国組織である「全国発達支援四通園連絡協議会」では、新しい時代に対応した今後の通園施設の在り方を研究し、「発達支援センター構想」を提起した。その内容は通園施設は、措置された児童だけでなく、保護者、家族支援、地域支援にまでを視野にいれた「センター的役割」を果たそうという構想である。筆者は、障害児通園施設で療育指導、運営管理に携わるとともに、上記団体で役員として係わってきた経験をもとに、この構想について評価と検討を行い、今後の障害児通園施設の在り方について展望してみた。
- 2005-03-25
著者
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