トークによる異文化言語芸術の理解と鑑賞 : 学生の思考回路を築き,気づきを育むアウトプット型の教育方法論を探し求めて(II.人文・社会科学系)
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概要
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この十数年間に,大学生の学力も人間的な諸能力(想像力・思考力・問題解決力など)も,低下の一途を辿っている。そのため,教師が彼らの学びを支援しなければ大学教育は成り立たなくなっている。課題に取り組む力がみるみる落ちて,「大学生は自力で読み考える過程を形成できる存在」という前提が崩れている現在,学生の「読み考える経験」(インプット)や「自己表現やコミュニケーションを通して学ぶ経験」(アウトプット)を可能にし,結果的に認識枠の拡大を含む「精神的な成熟」へ発展するような授業をどう実現するか。新しい教育のパラダイムを拓くべく,本論では,「読む」行為にこだわって,教師と学生の相互作用とは別に,学生同士のコミュニケーション活動(トークや即興劇)を中核にしたアウトプット型の教育方法を模索・創造する過程を分析する。
- 2005-02-28
著者
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