コミュニケーションを通したリーディングの教授法(II.人文・社会科学系)
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概要
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リーディングの本当のおもしろさとは何であろうか。それは,個々の学習者が独創的な解釈をもって文学作品を鑑賞することであろう。そこで,学習者が英文のリーディングの醍醐味を味わうための一助を目的として,実験授業が実施された。教材にはThe Lover (Harold Pinter, 1962)が使用された。この作品は多義性に富んだ戯曲であるので,各学習者に独自の解釈を促すに当たってふさわしいと考えられたためである。実験授業は,同輩学習(peer-learning),すなわち同じ目的を持ち同じ教材を使って学習する同輩とのディスカッションを通した学習を中心に行われた。全6回の実験授業終了後,授業内の各活動の効果と学習者5名の解釈の推移が分析された。
- 千葉大学の論文
- 2004-02-28
著者
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