わが国におけるスポーツ体制の新しい展開 : 新論考
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概要
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二十一世紀を迎えた今日、わが国では多くの「スポーツ問題」が噴出しており、その解決が迫られている。企業が所有する「企業スポーツクラブ」は、学校スポーツを基盤とし、わが国のトップスポーツを支えてきた。しかし、バブル経済崩壊後、不況に伴うリストラクチャリングの一環として、各種にわたるその多くが休・廃都といった活動停止に追い込まれている。経済の好不況の動向に左右される現行のスポーツ体制は、本来のスポーツを正しく認識出来なかった結果、成立した体制だと思われる。ただし、今後の方向としても企業における協力は、不可欠な存在であることは事実である。他方、スポーツに伴う環境としては、国民の多様なスポーツ要求に照らしても、先進国である西欧諸国との比較においても、「経済大国」として著しく貧困な状況が顕になっている。これらの現行による体制や環境を、あるべき(理想の)姿として転換を図るためには、様々な整備を必要としている。本稿では、従来の企業が捉えてきたスポーツの役割としての価値観から、新たな視点によるスポーツの関わり方を検討し、論考する。
- 2004-03-31
著者
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