スポーツにおけるコーチング : 一考察(100周年記念号)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
優れた選手の育成には、優れた指導者が必要である。世界のスポーツ先進国において、選手の育成と同時に、それ以上に指導者の養成(資質向上)を重視することは常識である。スポーツ先進国として代表される欧米やキューバは、選手個々の年齢に応じたアプローチを、総合スポーツクラブや国家政策としてのシステムが、社会基盤(インフラストラクチャー)として、みごとなばかりに確立されている。それらに対し、わが国のスポーツは、明治時代に欧米から伝播したスポーツという文化を「体育」として受容したことにより、学校を中心として発展し、学校スポーツ(体育)の延長線上に生まれたのが「企業スポーツ」である。すなわち、それらの環境がベースとなっているのがわが国のスポーツシステムであり、コーチング(指導)スタイルである。これらの世界のスポーツ先進国である諸外国のコーチング(指導)スタイル、および養成システムを通して、わが国のシステムとコーチングの根底に存在する問題点を、整理、検討し、スポーツにおけるコーチングについて論考する。
- 嘉悦大学の論文
- 2003-10-01
著者
関連論文
- 鹿屋体育大学女子バレーボール部の戦い方についての研究 : 全日本大学女子選手権大会の決勝までのゲーム分析
- わが国におけるスポーツ体制の新しい展開 : 新論考
- バレーボールにおけるラリーポイント制での戦い方 : 1999年世界ユース男子選手権大会の日本チームについて
- コーチングにおける動機づけについての一考察
- スポーツにおけるコーチング : 一考察(100周年記念号)
- 文献紹介 武田建著『コーチング読本--コーチの心理学』
- 武田建著『コーチング読本-コーチの心理学-』