ホスピタリティとEQ
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概要
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EQは「こころの知性」、「感じる知性」等と訳され、ホテルで採用試験として導入されるなど、その概念はホスピタリティ産業の注目するところとなっている。本稿で、EQテストを活用している事例としてストリングスホテル東京を取り上げ、ホスピタリティの行為になぜEQが高いことが求められるかを考察した。EQ能力の高さに感性の豊かさは必須との仮説をたて、松下幸之助が「一種の社会学の修行」と呼んだ日常の礼儀・作法の重要性や、感性を磨くことがホスピタリティ能力やEQの高さに結びつく点を論じた。ホテル業は、ホスピタリティやコミュニケーション能力の高い人材を求めており、知識・技能に人間性を加味した視点を採用基準に導入している。それが、EQテストである。学生は、就職活動の取組みに、EQの視点を無視できないのであり、人間性を磨く感性教育が重要となる。採用にあたり人間性重視を打ち出し評価しようとする企業は増えるであろう。学生は、自己の能力の向上・研鑽という意味で多様な取組みをみられていると自覚すべきである。
- 2004-03-31
著者
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