基礎看護学実習における看護学生の経験とその意味づけ
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概要
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本研究の目的は、基礎看護学実習における看護学生の経験とその意味づけを明らかにすることである。本研究のデータは23人の看護学生が基礎看護学実習終了時に記述した課題レポート(あなたにとって実習とはどういうものでしたか)であり、分析には内容分析の手法を用いた。その結果、基礎看護学実習における学生の経験は、1)清潔援助の実施時に十分なケアが提供できずに困る、2)清潔援助の実施をとおして患者一看護者関係の形成をする、3)患者の看護過程を展開することに苦慮する、4)実習記録の苦慮と実習記録の意義を確認する、5)言語的・非言語的コミュニケーションをとりながら患者と関わりを持つ、6)患者と関わることの楽しさを感じる、7)患者から感謝の言葉をもらう、8)患者を受容し、患者との関わりを考える、9)患者との関わりに悩む、10)病棟で働く看護師を客観的に観察する、11)リハビリテーションに関わる、12)学校生活と異なる実習環境における人間関係を形成する、13)受け持ち患者が変わり焦る、14)患者に拒否される、15)患者を前に何もできない自分にイライラし、はがゆい思いをするという15カテゴリに分類された。
- 高崎健康福祉大学の論文
- 2005-03-30
著者
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