食領域の研究動向に関する一考察 : 「中学校技術・家庭 理論と実践誌」と「日本家庭科教育学会誌」の分析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では食に関する研究について,教育現場と研究関係者の研究を対象に1960年代から現在まで10年ごとの研究動向を分析し,これからの食教育のあり方の考察を試みた。結果として,教育現場と研究関係者の研究視点は乖離していることが示された。教育現場の研究では,各時代の社会情勢や学習指導要領改訂の影響を受けてテーマや内容が変動していた。また,各年代を通じて調理や指導方法や学習内容の研究が多く取り組まれていた。他方,大学等の研究関係者の研究では,各年代とも多岐にわたる分野の研究がなされており,個人の専門分野に関する長期的な継続研究や家庭科教育についての先駆的な研究などが取り組まれていた。食教育は単に知識教育にとどまるものではなく,子どもの食の自立を目指し,食べるという行為を通して人と社会との繋がりを考え,ひいては人生観の形成につながる教育である。そのために学校や学会・研究組織,家庭,地域社会の教育力を総合的に連携させ,食教育の推進に取り組むことが重要である。
- 上越教育大学の論文
- 2005-09-30
著者
関連論文
- 講演記録 愛する人が重い病に伏したり死に瀕したりしているとき--子どもへの手助け
- 家族との死別を体験した子どもの悲嘆とそのケア--死を語り合うことのすすめ (家族に対するグリーフケア--地域ケアシステムの構築に向けて)
- ビタミンCとビタミンEの相互作用は遺伝的にビタミンCを合成できないラットの組織で観察できる
- ラットにおけるビタミンCとEの相互作用
- 2-I-34 チオアセトアミド投与時の肝細胞のアポトーシスと壊死における抗酸化ビタミンの動態
- 中学生の味覚と食意識・食行動の関係性(第2報) : 食意識と食行動の視点から
- 粉ミルクの酸化的劣化の指標
- 日本の大学生における死と死後の不安
- 中学生の味覚と食意識・食行動の関係性(第1報) : 味覚感受性の現状
- 食領域の研究動向に関する一考察 : 「中学校技術・家庭 理論と実践誌」と「日本家庭科教育学会誌」の分析
- 学校教育における「いのち教育」の重要性と取り組みについて : 特に家庭科教育の視点をふまえて
- 「生と死の教育」のための教材開発 : 小学校高学年向け教材
- 日本の家庭科教科書における栄養素記述の問題点について
- 薬剤で誘導したHL-60細胞のアポトーシスにおける過酸化水素とヒドロキシルラジカルの関与
- 2-I-20 HL-60細胞の薬剤によるアポトーシスに関与するラジカル種の検討
- 悲嘆を伴う死別に関する意識調査 : 小・中・高等学校の児童・生徒を対象として
- 学校教育における「自殺予防教育」の取り組みについて
- 葬送儀礼・慣習にみられる「いのち教育」 : 昭和初期から高度成長期以前における葬送儀礼の意義
- D-ガラクトサミンによって引き起こされるラット肝臓のアポトーシスと壊死における酸化ストレスの評価
- 死別のトラウマに関する教材開発
- 学校で「いのちの教育」を行う意義 (特集 21世紀の学校像をさぐる)
- 日本人的いのち教育の教材開発--小学校高学年向けの教材
- 学校で取り組む「いのち教育」--開発教材とその周辺 (特集(1)いのちの教育--生の教育,死の教育を考える)
- チオアセトアミドにより引き起こされるラット肝のアポトーシスと壊死における, 脂質ヒドロペルオキシド, ビタミンC, Eに基づく酸化ストレスの評価
- 学校教育における「死の教育」 : 死に対する意識調査から見た学校教育とのかかわり方
- 家庭科教育における健康教育についての一考察
- ストレプトゾトシン糖尿病ラットの組織中の脂質ヒドロペルオキシド, ビタミンC, ビタミンEの濃度変化
- 2-III-9 ストレプトゾトシン投与糖尿病ラットにおける酸化的ストレスの亢進
- 1-III-9 ODSラットにおけるビタミンC、Eの相互作用と脂質過酸化 : 第49回大会一般研究発表要旨
- 1-III-8 ODSラットにおけるビタミンCと脂質過酸化の動態 : 第49回大会一般研究発表要旨
- ビタミンE欠乏ラットにおける脂質ヒドロペルオキシドの動態 : 生体高分子・脂質
- 第14回アジア地区家政学会(ARAHE)マレーシア大会記録
- 瞑想の評価 : 心理尺度と生化学的指標(第十六部会,第六十九回学術大会紀要)
- 人生観によるペットロス,ペット葬の関係について
- 世代間交流プログラム実践及び評価の検討 : 客観的評価としてのストレス度測定の導入
- 学校で「いのちの教育」を行う意義(第1部 21世紀の学校像をさぐる)