マウスの繁殖,発育,自発行動量,血液・尿成分に対する遠赤外線照射の影響
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概要
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健康維持に対する遠赤外線(FIR)の有用性を明らかにする一環として,ICR雌雄マウスを用いて標記の各パラメータに対する影響を検討した。FIRは繁殖および性周期には影響しなかったが,動物室の明期,あるいは暗期のみのFIR照射は雌の性成熟を促進させ,雌雄のALTおよびASTの尿中への排泄,さらに体重の増加を抑制した。血漿成分には群間に顕著な差は見られなかった。連続FIR照射によって雌雄とも自発行動量は助長されたが,その程度は雄では雌に比べて顕著でなかった。明期,あるいは暗期のみのFIR照射は雌の明期の行動量のみを促進させた。これらの結果,FIRの適切な照射は,その正常化作用を通じて生体に有効に機能することが示唆された。
- 2000-07-30
著者
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