チクロヘキシルスルファミン酸ソーダの調理への利用に関する研究 : その1 チクロヘキシルスルファミン酸ソーダの甘さについて
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概要
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チクロヘキシルスルフデミン酸ソーダの甘さについて二,三の味見試験を行い次の結果を得た。1.チクロヘキシルスルファミン酸ソーダの甘さは庶糖のそれに比して約30〜35倍であった。たゞ甘さの強度が増加し庶糖20%溶液の待つ甘さ以上ではこの倍率は稍々低下した。2.庶糖とチクロヘキシルスルファミン酸ソーダを1:1に混合して使用する場合その溶液は単用時よりも僅かに甘くなり,かゝる場合はチクロヘキシルスルファミン酸ソーダの甘さは庶糖の40〜50倍としてさしつかえない。3.チクロヘキシルスルファミン酸ソーダは単用するとその風味が庶糖と異るが庶糖の40%を置き換える線で使用すれば庶糖に近い風味を出すことが出来,20%を置き換えたものの風味は良好であった。
- 大阪夕陽丘学園短期大学の論文
- 1959-06-01
大阪夕陽丘学園短期大学 | 論文
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