インターネット通販と消費者の知覚リスク
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概要
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インターネット通販の消費者による利用度を向上させるため, 消費者のインターネット通販に対する購買行動や心理を探る必要がある。本稿では, 財を商品としたインターネット通販における消費者の購買に関する知覚リスクを整理し, その知覚リスクに対する緩和策を導出・整理することを目的としている。まず, 通信販売の一形態であるインターネット通販について, 商品売買に直接関連する特質を整理した。つぎに, 知覚リスクの概念と種類を整理し, さらに, それをもとにインターネット通販の購買状況における知覚リスクのあり様を検討した。つづいて, 販売者と消費者双方の視点から, 知覚リスクの種類ごとのリスク緩和策を導出, 整理した。販売者のリスク緩和策として, 詳細な商品情報, 保証制度, 店舗小売業との連携などを検討した。消費者のリスク緩和策として, クチコミやマスコミ情報の探索, 有名ブランド選択やブランド忠誠, 販売者評判などを検討した。
- 愛知学院大学の論文
- 2005-09-30
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