高齢者の食事バランス向上と給食サービスへの提言 : 徳地町における健康と食生活調査を通じて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
福祉サービスとして、徳地町で現在行われている給食サービスの向上を目的として、高齢者を対象に食生活と健康についてアンケート調査を行った。対象者は給食サービスを利用、またはこれから利用する可能性が高い在宅高齢者69人で、回収率は88.5%であった。調査期間は平成15年7月〜10月、調査方法は質問紙による個人面接調査にて行った。調査内容は食事と健康に関する65項目及び給食サービスに関する10項目を設定した。食品摂取バランススコアと1日に摂取した食品数との関係をみると、食品摂取バランススコアが「高い群」では摂取した食品数が多かった。また食品摂取バランススコアが「高い群」では「野菜をたくさん食べるようにしている」などの食意識について好ましい回答をした人が多かった。年代が高くなるに従い「炒め物」などの油料理の摂取頻度が低くなり、肉より魚の摂取頻度が高くなる傾向にあった。また、疾患があるとの回答が91%で、そのうち高血圧が58%であった。以上のような結果をもとに、食事バランス向上のための指針と高齢者のニーズにふさわしい給食サービスヘの提言を作成した。
- 2005-03-25
著者
関連論文
- 高齢者の食事バランス向上と給食サービスへの提言 : 徳地町における健康と食生活調査を通じて
- 山口県伝統野菜'田屋'ナスの嗜好特性
- 学習支援による栄養・食教育とその成果 : 山口県T町でのとりくみ
- 管理栄養士養成カリキュラム改正に伴う臨地実習教育のための病院業務実態調査と効果的な実習方法の検討
- 文部省版体力スクリーニングテストに関連する要因
- 調理済み・半調理済み食品の利用実態 : 1984, 1990, 1994年の比較