ミクロ連続フロー分析法と排水の連続モニタリング
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概要
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閉鎖的水域の水質保全のため、水質の濃度規制の時代から絶対量規制の時代に入り、排水の完全な連続測定が不可欠となっている。しかし、現在ではJIS法の手分析を自動化した装置等で1時間に1回の間欠測定がなされているのが実状である。筆者らは、低流速の試薬の流れの中に試料水を完全に連続的に低流速で注入して細管中で反応を十分行わせ定常状態での反応生成物等を検出する新しい連続流れ分析法"ミクロ連続フロー分析法"を開発した。この方式では試薬の流速として従来の流れ方式の十分一から百分の一を用いるため、使用試薬量が少なくて済むと同時に、完全に連続測定できる特長がある。ここでは、ミクロ連続フロー分析法により、排水中のCOD、全窒素、全リン、および全水銀を完全に連続的に自動測定した例について紹介する。
- 2005-06-30
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