パーマーにおける辞書学的概念の形成過程 : ホーンビー辞書(ISED)への展開
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概要
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ホーンビーが辞書編纂においていかにパーマーに依存しているかを示すと同時に、語彙の重要度・可算不可算表示・動詞型・コロケーションなどの概念がパーマーのなかでどのように形成されたかについてその歴史的過程を解明した。ただし、動詞型においてはホーンビーがパーマーの動詞型をもとに自らの体系を築き上げたが、両者の基本姿勢は意外に大きいことを指摘した。パーマーが発想した諸点はすべて高く評価され英和辞典の発展にも寄与した。英和辞典がこれまで読解のためだけのものであったのを発表のための生成型辞書に大きく転換させたという意味で重要である。
- 人間環境大学の論文
- 1998-03-31
著者
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