保育者の保育観と実践力の形成について : 阿南静江の経歴と活動を中心に(短期大学部保育学科)
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概要
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本稿は、1950(昭和25)年に、北九州市小倉北区(旧小倉市)において開園されたシオン山幼稚園(現・西南女学院大学短期大学部附属シオン山幼稚園)の第二代園長であった阿南静江(1894-1982)の保育者としての経歴とシオン山幼稚園での保育活動に着目し、保育観と実践力の形成について考察することを研究の目的とした。今回の研究は、開園当初のシオン山幼稚園の保育を明らかにすることで、「神戸の善隣幼稚園、頌栄保母専門学校の流れをくむフレーベルの人間教育に基いた保育理念と方法を実践した」という静江の保育について、実証的に考察したものである。また、静江の保育者としての足跡を調べた結果、一事例ではあるが、キリスト教的な人間観に基いたフレーベル主義保育の理論と実践を統合していった経過や、そのために必要な要因についても言及した。
- 西南女学院大学の論文
- 2005-02-28
著者
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