不完全競争と貿易形態 (経済学部50周年記念号)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本論文は最近の貿易理論の展開を、特に新しい貿易理論の進展からサーベイしたものである。新貿易理論は、不完全競争や収穫逓増という要因を陽表的に代入して、従来の完全競争、収穫不変のもとでのリカード理論やヘクシャー・オリーン理論の補充を行ってきた。主要な結果は、貿易形態が市場規模、生産費格差、輸送費用、固定費用の大きさ等に依存し、また政府の戦略的貿易政策が貿易国の厚生に重要な影響を与えることである。これらの最近の発展は今後、経済成長や知的財産権の法的規制の問題にも適用可能であり、本論文でその方向が指摘されている。
- 北海道大学の論文
- 2003-12-16
著者
関連論文
- 観光業におけるホスピタリティの経済学的分析
- Substitution between Domestic and International Tourism
- 不完全競争と貿易形態 (経済学部50周年記念号)
- 多国籍企業の一考察
- わが国における最近の再販売価格維持行為の事例と分析視点
- 再販売価格維持行為に関する一考察
- 再販売価格維持行為の経済分析
- 日米自動車産業の共謀度と競争度の比較
- 独占的競争の理論と産業内貿易
- 対米自動車輸出自主規制の経済効果 1981-83
- ショック・アブゾーバー仮説とその有効性
- Intra-Industry Trade and FDI under Oligopoly Trade Patterns and Trade Policies
- Substitution between Domestic and International Tourism