4D6 認証評価体制に対応する教育目標の設定と達成度評価のあり方に関する山口大学の取り組み(大学教育 (2), 日本教育情報学会第21回年会)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
国立大学が法人化されて1年が経過した。この間, 大学評価・学位授与機構からは認証評価にかかる大学評価基準が公開され, いよいよ国立大学法人も評価の嵐の中に巻き込まれたと言える。教育に関する大学評価基準を一言で言うなれば, 「教育の成果として, 学生が身に付けるべき学力, 資質, 能力や養成しようとする人材像が明らかであり, そのための教育や学生に対する学修支援方策が合理的に策定・実施され, その成果が厳格に評価されているとともに, 必要な教育改善のための方策が継続的に実施されている組織であること」を挙証することである。現在, 山口大学では, 大学の理念・目標を受けて, 学科単位の教育目標策定をはじめ, 個々の授業の学習目標との整合性をカリキュラム・マップで示すなど, 精力的に認証評価体制を乗り切る取り組みを進めている。しかし, 最後の砦は個々の授業における厳格な成績評価である。情意的領域の目標や向上目標など, 挙証するための手立てが不明瞭なものに対し, ルーブリックやパフォーマンス・アセスメントの手法などを活用して, 公正で客観的な評価の仕組みを築くことが求められている。
- 2005-08-20
著者
関連論文
- 4D6 認証評価体制に対応する教育目標の設定と達成度評価のあり方に関する山口大学の取り組み(大学教育 (2), 日本教育情報学会第21回年会)
- 「物語」を紡ぐコミュニケーション訓練法の可能性
- 2C3 大学における卒業時満足度尺度項目の開発(教師教育と生涯教育)
- 大学における卒業時満足度尺度項目の開発
- 短大における総合学習の取り組み
- 教員のaccountabilityと授業改善