シリコーンオイルを浸透させたグラファイトの耐熱性について
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概要
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グラファイトは固体ロケットモータのノズルとして使用されるが,その耐熱特性の改善のためにシリコーンオイルをグラファイトの試験片に真空槽で含浸させ,酸素-アセチレンバーナで試験片に吹付け,裏面温度を測定しその効果を検討したものである.浸透されたシリコーンオイルは加熱によってアブレーション効果でグラファイトの浸蝕と,内部への熱伝達を弱める.シリコーンオイルの含浸量は10〜15%程度のわずかな量に対しても,試験片の温度上昇は含浸させないものに比較して約50〜60%くらい低く,その効果が非常に大きい.
- 宇宙航空研究開発機構の論文
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