口頭産出測定のための正確さの指標 : 妥当性の検証と今後の研究課題
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概要
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第二言語学習者の口頭産出がどの程度に正確であるのかを表す客観的な指標に関しては、現在、研究者の間でも統一的な見解が確立されておらず、その妥当性、信頼性に関する実証研究もないまま、個々の研究において様々な指標が使われているのが実情である。本研究では、日本語学習者の口頭産出を文字化したKYコーパス中36人分のデータを使用して、正確さを表す指標として用いられている三種の指標の妥当性を、OPIの主観的評価を基準として統計的に検証した。三種の指標は、これまでの研究で区別されている特定指標、全体指標、さらに全体指標の中でも誤用のない数量系と誤用数系の三つのカテゴリーから一つずつを選んだ。結果はどの指標の妥当性にも肯定的な実証証拠を示さなかった。これに基づいて、今後の研究課題を明確にするとともに、さらに正確さの妥当な指標が確立されるための前提となる発話の正確さと中間言語の発達の関係についても論及する。
- 千葉大学の論文
- 2004-03-31
千葉大学 | 論文
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