マクロ安定化政策としての財政政策 : 近年の動向と理論的・実証的研究の整理 (森一夫教授古稀記念論文集)
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概要
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本稿では、わが国のマクロ安定化政策としての財政政策について、近年の動向を振り返り、あわせて関連する理論的・実証的研究を整理した。その結果、90年代前半は安定化政策としての財政政策が行われ相応の効果を持ったが、90年代後半は公的融資などが多く、GDPを押し上げる効果はなかったことが明らかにされた。In this paper the recent movement of the fiscal policy adopted as a macro stabilization policy in Japan is reviewed, with its theoretical and empirical researches arranged. This study will show that in the first half of the 1990's the fiscal policy employed for the stabilization produced due effects, but that a large amount of public financing used in the second half of the `90's failed in raising GDP.
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