女子短大生の既製服購入に関する意識構造
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概要
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女子短大生か既製服(ブラウス・スカートなど)の購入時意識決定条件にするであろうと思われる(1)活動性,(2)色と柄,(3)サイズ,(4)価格,(5)用途,(6)洗濯や手入れ,(7)持ち合わせ品との組み合わせ,(8)母にまかせる,(9)保温性・吸湿性などの着心地の9調査項目を設け,第一番目に考える条件(最優先)1位〜九番目に考える条件(最終)9位まで回答させ,1位と目答した結果を1位集団〜9位集団までの意識構造の傾向を,各集団のトップ相対度数で見ると,1位集団(2)色と柄38.6%,2位集団(3)サイズ32.9%,3位集団(4)価格24.3%,4位集団(4)価格22.9%, 5位集団(5)用途22.4%,6位集団(1)活動性30.0%,了位集団(1)活動性27.6%,(8)位集団(6)洗濯や手入れ27.1%, 9位集団で(8)母にまかせる86.7%で,3・4位集団では(4)価格に,6・7位集団では(1)活動性に上位の結果が認められた.しかし,いずれの集団も相対度数が50%以上には達しておらず意識構造の集中性は存在せず分散傾向が伺える.また9位集団で(8)母にまかせる86.7%の相対度数から,自立した短大生像または自分の物は自分で買うという現代の家庭機能像が浮かび上がる.更に意志決定要因を分析するためAグループーデザイン(ファッション性),Bグループー機能性(活動性),Cグループー品質と価格(快適性)の3グループに上述の(1)〜(9)の項目を分類所属させ,結果を分析したところ,女子短大生の既製服購入時の意識決定側面要因はAグループーデザイン(ファッション性)にあることが明らかになった.
- 名古屋文理大学短期大学部の論文
- 1994-04-01
名古屋文理大学短期大学部 | 論文
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