国際通貨体制改革に関する再考察
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概要
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変動レートに移行して20年余,安定した国際通貨体制であったといえない.よって,現在国際通貨体制を,1960年代と同様に,考察することに意義があると思われる,本論文では,国際通貨改革緒案を紹介し,その中で有力な案と考えられるマッキノン案である3極通貨体制と金本位制(完全な金本位制でなく比例準備制)を詳細に検討した.そして両案のうち,どちらが日本にとってよりコストが小さいか考察した.結論として,日本も経済大国となったことからキー・カレンシー国との役割を担っていかなければならないことから,3極通貨体制の一員にならざるをえない,そこで,マッキノン案の欠点を修正し,比例準備制を導入したマッキノン案を日本としては選択してゆかなければならないとした、また,日本にはその資格も十分に備えており,実現可能性は十分高いと思われる.只,金価格,比例割合等については今後の研究課題としたい.
- 名古屋文理大学短期大学部の論文
名古屋文理大学短期大学部 | 論文
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