親子の接触と自我同一性の形成 : 18才女子を通してみた場合
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概要
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自我同一性の確立(一般的にいえば「自分の確立」「私らしさの確立」に近い)は青年期の重要な発達課題であるといわれているが,本稿はこの自我同一性の確立と,パーソナリティの形成にとって重要な親子間の接触との関係を統計的に調べようとするものである.結果として,親子接触頻度の高い群が低い群に対して自我同一性の確立度が高く,また青年期の発達課題としての自我同一性の形成にたいしても青年期以前の発達課題への影響を通して間接的に影響を及ぼしていることが判明し,自我同一性の形成という面からみても親子間の接触が大切であることが判明した.
- 名古屋文理大学短期大学部の論文
- 1991-04-01
名古屋文理大学短期大学部 | 論文
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