小売技術の国際移転プロセス
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概要
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小売業の国際化を小売技術の移転として捉え、そのプロセスを、(1)移転必要性条件と(2)移転可能性条件により、(3)適切な小売技術の移転行動(移転・適応など)を決定した上でそれを実行し、(4)その結果を組織にフィードバックする、と仮定した。それを実証するために、グローバルリテーラー(ウォルマート,カルフール,メトロ)の日本における小売技術移転行動を調査したところ、上記のような移転プロセスが実行されていた。しかしながら、意図的に実施されているものとそうでないものがあるなど、その方法は各社様々であった。手段・方法に関係なく、小売技術の移転を成功させるためには、"移転行動を適切に決定"し、"それを迅速に実行する"ことが最も重要であり、そのために行動システムやノウハウを組織内部に確立・蓄積することが必要だと考える。
- 国際ビジネス研究学会の論文
- 2005-09-30