古代ローマの余暇思想にみる特徴
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概要
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本論は、BC509年共和国の誕生からBC27年オクタヴィアヌス初代皇帝までの共和制時代の余暇、AD293年の帝国分割の帝政時代の余暇を措くと共に、この時代を代表するキケロ、セネカ、アウレリウスの3人の哲学者を取り上げて余暇思想を追求した。古代ローマ時代に活躍した思想家は数多いが、本論では、ストア派と呼ばれている人達を取り上げている。共通している点を6点にしぼってみた。それは、単的に言うと、人生は短いから暇を作って、余暇を遊びにおわらせないで、余暇で人間の徳を磨き、個人として道徳的完成をめざし善き人間になるための修行をするものにしたいとまとめられる。この思想は、現代の余暇論に強い影響力を持って生きつづけている。
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