心理的虐待の実態[II] : 大阪コミュニティ調査報告書
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概要
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本稿(Iを含む)は、大阪市在住の20歳代の男女を対象にした、心理的(情緒的)虐待に関するアンケート調査の単純集計結果の報告である。標本抽出法は層化2段抽出法に基づく無作為抽出法、調査方法は自計式調査票法による郵送調査法、調査期間は2004年11月〜2005年3月、調査対象者2,000人に対して有効回答数147人、有効回答率7.35%であった。 本稿(Iを含む)を構成する章立ては次のようになっている。0.序論、1.調査実施の概要、2.回答者の属性、3.質問文と回答状況-単純集計-。 本稿(Iを含む)における分析から得られた知見は以下のとおりである。 1.被害経験の有無:心理的虐待の被害経験がある者の比率81.0%、ない者の比率19.0% 2.被害経験の多寡:被害経験がない者の比率19.0%、少しある者の比率41.5%、多くある者の比率39.5% 3.被害を受けた時期:子ども時代86.9%、成人期13.1% 単純集計以上の統計分析法、すなわち、カイ2乗検定、t検定、分散分析、多変量解析等による分析結果は別の機会に報告する。
- 大阪樟蔭女子大学の論文
- 2006-01-31
著者
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